『千歳くんはラムネ瓶のなか4』ネタバレ感想

 

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表紙

最高の夏を、ありがとう。

こんにちは、最近チラムネしか頭にない悠です!どうしてもチラムネ4巻のネタバレありで語りたくてブログ始めちゃいました笑

正直感想苦手だし、うまく要約できなくて無駄にめちゃくちゃ長い文章になっちゃったし、語彙力全然ないし、これを感想と言っていいか分からないほどのクオリティなんだけど最後まで見ていただけると幸いです!

 

知ってる方は知ってると思いますけどこの私、陽推しなんですよね。だから大好きな作品の大好きなヒロインのメイン回のチラムネ4巻をめちゃくちゃ楽しみに、そしてめちゃくちゃ期待値高めで読み始めてみたんです。そしたら案の定期待を遥かに超えてきました。めちゃくちゃ感動したしめちゃくちゃ熱くなりました。最高です。エモすぎました。あ、あと口絵挿絵全部神ってた。はい。

 さて、前置きはこの辺にしといて本題に入っていきましょう!

4巻の物語の軸は、

  • 陽とバスケ

  • 朔と野球

この2つを中心として物語が進んでいきます。まぁスポコンってやつですね。その過程で、朔の過去が明らかになっていったりしました。なので、陽回でもあり朔回でもあるって感じですね。

 新チームのキャプテンになったインハイを目指し仲間と切磋琢磨し練習に取り組んでいきます。しかし、陽は今まで一度も勝てたことのない20cm以上身長の高い東堂との対決し、敗北してしまいます。そこで努力は本当に報われるのか、自分の生き様は間違っていないかと、不安になる陽に対して朔は「本当に自分が努力しても報われない側の人間だったのか、本当の答えが知りたきゃてめえで確認しろ」と。この言葉が僕にぶっ刺さりました。いやぁ朔いいことというねぇ。

そして今まで少しずつ伏線として出てきていた朔の野球の話がここで出てきます。朔の「元」相棒の江崎や平野が野球部に戻ってきてくれと頼んできます。しかし、朔は断ります。というか、キレます。この辺シーンはすごいドキドキしたし熱くなったなぁ。

そんな朔を見た陽は、一巻の時にやった「ブランコで遠くまで飛べた方が相手の弱音を聞く」という賭けを利用して朔の弱音を吐かせる。いやぁまさか賭けに勝ったのが陽だったとはねぇ。てっきり朔が勝って陽の弱音を聞く展開だと思ってたぜ。そして、話された朔の過去。野球を辞めた理由、それは朔が何でもできてしまうから周りがついてこれなかった。僕はこの時「江崎、平野よくそんなことしておいてもう一回野球やろうなんて誘えるな!」って思ってました。当然陽も朔に同情して、江崎、平野、監督に対して怒りをぶつけると思った。でも、違った。

「確かに監督はひどい、見捨てたチームメイトも同罪だ。――けど、私は誰よりもあんたに一番腹が立つ!!」

「人生全部かけてたんじゃないのか?一番だったんじゃないのか?他のやつらが無責任なこと言おうと、どれだけ捧げたかはあんた自身が知ってたはずだろ!そんなに大切なもんを、何で簡単に捨てちゃうんだよぉっ!!」

「初めて見つけた本物のヒーローがっ」「だせぇ退場の仕方してんじゃねぇよ!!」

「あんたの熱で、プレーで、本気にさせてみろよ!こいつとなら夢じゃないって直接脳みそに叩き込んでやれよ!そこに、そこに――」「あんたが野球を辞めなきゃいけない理由は一つもないだろおおおぉぉぉッッッ!!」

あぁ……。やっぱ大好きだわこの作品。もう、鳥肌やばかったからね。涙腺崩壊しました。陽は弱音を吐いた朔に同情するでもなく、江崎達に怒りをぶつけるのでもなく、朔に怒りをぶつけたんですよ!陽はバスケで東堂舞に負けて、この身長じゃ一生無理なんじゃないかってどん底に落ちていた時に、ボロ負けなのに楽しそうに笑いながら野球をプレーしていた朔を見て、「諦めなくていい、自分の持っているもので勝負しろ掴みとりたいものがあるなら手を伸ばせ」と、言われてるように感じ陽は立ち直れた。そう、陽にとって朔はヒーローだったのです!だから陽は朔に簡単に野球を辞めてほしくなかった。そして、朔はこんな風に弱い自分を叱ってほしかったのです。

もう、あの挿絵と言いここは本当に熱いシーンでした。

 

そして、なぜ陽が愚痴言われることもわかっているのにここまで練習を追い込んだりしていたのか。それは、みんなを本気にするために、みんなのハートに火を点けるために憎まれ役を覚悟でみんなを叱ったりしていたのです。だから本気で努力している陽に、ハートが弱い人はついていけず陽が孤立していたんです。そしてついに仲間たちの怒りが爆発します。でも、それでも陽は涙を必死にこらえて負けないようとしていました。本当に陽はかわいくて、かっこよくて、そして強い女の子なんだなぁと思わされましたよ。そんな陽をみて朔は言いました。「あの時の勝者として命じます。いまここで弱音を吐け」と。ん?あれ?僕は困惑しましたがすぐ意味が分かります。あの時の賭けは引き分けだったのです。いやぁ一本取られましたよ裕夢先生。そして、抑え込むのがもうとっくに限界だったであろう弱音があふれるように出てきます。私のやり方間違ってるのかな、と。いつか千歳に言った「こいつとなら夢じゃないって直接脳みそに叩き込んでやれよ!」これが自分でもできなかった、と。

でも、朔は言った。

「俺も、もう一度バットを振るよ」

そうです!朔の心にもう一度火が点いたんです!陽の熱が朔に届いたんです!太陽の熱が月に届いたんです!もう本当に熱いわ。熱すぎるわ。こーゆー展開大好物。こうして、朔は野球部に戻ることを決意しました!

 

そして朔の一回戦が始まりました!ホームラン打ちました!っておい。やっぱ天才はすげぇな。いや、凄すぎだろ。流石。そしてホームベースに戻るとき陽からもらったリストバンドを掲げてフルスマイルで陽の方を見ました。いや、朔イケメン過ぎ。惚れちゃうよ?そしてあの挿絵、陽完全にときめきました。かわいすぎだろ。惚れちゃうよ?でもそんなに簡単ではないのが野球(やったことないけど)。逆転されてしまいます。そしてメンバーは負けを受け入れる準備を始めちゃいます。全力でプレーしてるのは朔だけ。しかも運の悪いことに朔は大けがをしてしまいます。それでも朔は諦めずに全力でプレーしました。何回も倒れながらもそれでもバッターボックスに立ち続ける朔を見ていて読者の私まで辛くなってきました。そして朔は打ちました。すごいわ。でも、ホームランではない。そして平野も打つ。けどまだ得点できない。その時、江崎が交代してきた。ケガしていたはずの江崎が。そう、朔がみんなに熱を届けた。ハートに火を点けたのです!

火傷するわこんなの。熱すぎるわ。大好き。

 

そして最後に陽のキス。うん。身長差いいな。俺は陽が大好きだぁ!

 最後に

1年前、朔の熱があの時バスケで苦しんでいた陽に伝わり、陽の熱が野球部の過去に苦しんでいた朔に伝わり、朔の熱が戦意喪失していた野球部員に伝わり、そして陽の熱がバスケ部員に伝わった。

最高だよ。熱はきちんと誰かに伝わるんだよ。本気になることがこんなにも素敵でかっこいいということがわかったよ。

そして朔は太陽であり月でもある。それは陽も同じ。2人はお互いを輝かせるために必要な存在なんだなぁって。

 

2人の熱は俺にも届いたよ。この熱を誰かに届けられるといいな。

 

正直今回は今の自分にぶっ刺さりすぎた。いろいろなことを教えてもらったよ。裕夢先生。熱くて美しい物語をありがとう。

 

 

 以下、4巻で他に気になったことを書いていきます。

 

・優空は絶対恋愛で強キャラ。何やねんあの挿絵。やばすぎる。

・優空と夕湖が同じく言っていた、「私のことを雑に扱ってくれた」の意味。陽も「千歳はそういうとこある」って言ってたし。意味深。

・海人お前まさか。。。三巻でも意味深なシーンあったけど夕湖のこと、、、。いやー分からん!

・亜十夢可愛すぎ。

・最後の陽の挿絵えっぐい。背伸びしても首のとこまでしか届かない身長差。エッもい!

・いまだ和希はよくわからん。

・悠月と陽の恋愛でのバチバチ楽しみ!

 

 以下ssについて語ります。

 

アニメイト特典

岩浅氏のお気に入りということで購入してみたわけですけど、、、。

やっばい!

悠月と陽のバスケの意地の張り合いがメインだったんですけど、最後に悠月が陽に「私はキスしたけどね」って言ってたんですよ!何がやばいかって最後の陽のキスシーン、悠月に嫉妬して負けじとキスしたって考えたらやばくね!?うんやばい!

 

メロンブックス特典

特典ブックカバーの裏に陽のキャラ紹介みたいなやつがあるんですけどそこに「夕湖、悠月の服装、持ち物をこっそり見てオシャレの研究をしている」的なことが書いてあったんですよ!想像してみてください!可愛すぎ!

 

とらのあな特典

プール掃除のお話。夕湖が掃除交代しよって頼むんだけどそれを拒否した陽ちゃん!実は少し楽しみにしてた的なことが書かれててよかったで!